今日は、まるにとって試練の日。病院へドナドナされる日です。月に一度、伸びすぎた歯をカットしてもらうために病院に行かにゃならんのです。
チモシーをまったく食べなくなったうさぎなので、どうしても歯が伸びてしまいます。そのあたりの詳しい話は、こちらにありますので気になる方は読んでくださいね。
病院に行く準備
病院へ連れていく為、ペット用のキャリーバッグに入れるのに、いつも苦心します。それは、なぜならその時が来たことを察してしまうから。
キャリーバッグを見えない所に準備して、入ってもらうために「まる」に近づいただけでさっと逃げられてしまう。普段の時と変わらないようにしているんだけどねぇ。大好きなうさぎ用クッキーを見せても絶対に近寄らない。警戒しまくりです。
さっきまで、のんびりと横になってダラーっとしていたのに…。いつもなら近付いても平気な顔して寝ているのに…。まる、ばれちゃった?
でも、歯をカットしてもらわないと口の中が傷ついてしまうので、心を鬼にして捕まえてバッグに入ってもらいます。バッグの中の「まる」はなんとも不安そうな表情。
こんな表情を見ていると、少し前にTVやネットに出ていた猫を思い出してしまいます。病院に連れていかれると悟った猫がバッグの中から「ヤバい、ヤバい。」と人間のようにしゃべる(鳴く?)シーン。うさぎの「まる」にも声帯があれば、きっとそんなふうに鳴きたいのかもしれません。
そして、すねるようにうしろ姿を見せる「まる」。「お前の顔なんぞ見たくもないわ…。」そんなとこでしょうか。
車での移動
うさぎにとって車の移動もストレスです。乱暴な運転はできません。まぁ、もともと、私はそんな乱暴な運転はしませんが…。
私が人を乗せて運転する時のモットーは、「ハイヤーの運転手のように」です。別にハイヤーの運転手のように接客するとかそういう意味ではなくて、運転技術の方ですね。私にとっての目標とする運転は、同乗している人にいつ発進したか、いつ止まったか意識させない運転。流れるような運転です。
発進するときや止まる時に体が、ガク、ガクと揺さぶられてしまうような運転をするのはダメ。 そんな運転はうさぎにはNGです。なので、「まる」を病院に連れて行くときは、ハイヤーモードのスイッチをマックスにしての運転です。
私「まるよ、あんたはエグゼクティブだ!」
まる「うむ、行ってくれたまえ。ウサピリカ君。」
運転中の私の脳内は、こんな感じです。
ちょっと、話がそれてしまいました…。
病院に到着
そんな感じで運転すること一時間。やっと病院に到着です。待合室にいる時も不安で仕方がありません。
治療費
診察の結果、歯が伸びていたのでカットになりました。伸びるスピードが若干遅くなっているので、月一のペースが一か月半くらいに変わる日も近いような…。
そして、今日の治療費12,100円なり! 爪のカットも頼んでこの金額です。懐に隙間風がビュービュー吹いてくる。
帰宅
無事、治療も終わり、また一時間かけて車に揺られて帰宅です。家に到着後さっそく、キャリーバッグの扉を開けると、後ろ脚を思いっきり蹴り上げながら出ていきます。こんな時はだいたい怒っているときです。「何時間も拘束しやがって、俺は怒っているんだからな!」と言いたげです。
自分のケージに戻って安心したのか、うさぎ用クッキーも警戒することなく食べてました。
30分後、見てみると疲れたのか、ホッとしたのか、こんな姿で寝ていました。
まるにとっての月に一度の試練の日は、こうして無事終わったのでした。病院での歯のカットは麻酔をかけて行われるので、治療後はちょっとだけボーっとしています。でも、これで一か月間、口内を切ることなく食事ができます。今月も無事終わったね。よかった、よかった。
めでたし、めでたしです。