上の写真は、裏庭に咲いているさくらんぼの花です。
桜の花びらが散り始める頃に、咲き始めるので、もう一度花見ができるような得した気持ちになります。
花が散ると、まだ青いですが小さなさくらんぼの実が顔を出しています。
さくらんぼの実に寄生するうじ虫
さくらんぼの実には、うじ虫のような寄生虫がよくつくんですよ。
果肉に針で刺したような跡があるものは、ほとんど中にうじ虫が入っているんです。オウトウショウジョウバエの幼虫やオウトウハマダラミバエの幼虫で、白くて実の中でウニウニと動いています。とても気持ち悪いです。産卵管を突き刺して、果肉に卵を産み付けるので針で刺したように見えてしまうんですね。
この事実を知って、さくらんぼが食べられなくなってしまう人もいるんです。食べる前に果肉を見て、黒っぽい小さな穴があったら要注意です!
スーパーに並んでいるのは、ほとんど農薬で虫が付かないようにしているから、虫のことに関してはおそらく大丈夫なのではないかと思います。
問題は、素人が作ったさくらんぼです。
このことを知らずに作った人からもらったさくらんぼは、チェックの必要アリです。
うじ虫の対処法
虫が入らないようにするには、農薬を2週間ごとにさくらんぼに噴霧しなければならないそうですが、それをやってしまうとさくらんぼは農薬まみれになってしまいます。
自分で作ったさくらんぼを食べないさくらんぼ農家の話を聞いたことがあるのですが、どうやら食べ飽きたとか、出荷用の良いものは口にしないという理由だけではなく、農薬をたくさん噴霧しているから食べないらしいのです。
さくらんぼを食べるとおなかを壊してしまう人は、皮が硬いからという理由だけではなく、ひょっとして農薬でおなかを壊しているかもしれません。
- 対策としては、無農薬で作って虫が入った場合は、塩水につけておくと虫が出てくるのでよく洗って食べる。
- 農薬を使用して寄生させない。食べるときはよく洗う。
- 農薬を使っても使わなくても、収穫したら穴が開いてないか一つ一つチェックする。(近くの農家がこれをやっていました。)
素人がするには、 この3とおりくらいしかないように思います。1,2は、農薬も虫も完全には取り除けないような気がして、結局我が家では農薬を使わず放置です。収穫後ひとつひとつ穴が開いていないかどうか目視でチェックです。
※仮に食べてしまっても問題はないようです。たんぱく質として消化されます。寄生虫として人間の胃の中では生きられないようです。
放置した場合の収穫量(我が家の場合)
農薬を使っていないので、鳥さんたちにとってはパラダイスです。
毎年、実が色づいてくると全体の30%を鳥たちがやってきて食べるので、残りの70%を収穫します。その中の半分以上がハエのうじ虫たちにやられてしまってます。
毎年、大きなボウルに山盛り1杯ぐらいが無農薬で無傷のさくらんぼです。それだけあれば、おなか一杯食べられるので、まあいいかと適当に納得しています。(木を植えて15年経ってます。)
最初、2本の木を植えたのですが、台風の被害で1本ダメになりました。本当は2本なければ実が付かないはずなんですが、自家受粉なのか、近所の農家から鳥や蜂が飛んできて受粉するのかわかりませんが毎年実がなります。
あとは、鳥さんたちに思う存分食べてもらいます。この時期だけの限定バードテーブルならぬバードツリーと化します。
あと1か月もすれば収穫時期です。いろいろな小鳥たちがやって来るのでちょっと楽しみです。
さくらんぼを無農薬で育てた結果↓↓↓
令和3年の収穫はこちらです↓↓↓↓↓↓↓