搾りたて生アキロッソ

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さくらんぼを守る:我が家のオーガニック対策

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さくらんぼの花

令和6年6月16日更新。

5月になると、我が家の裏庭に咲き始めるさくらんぼの花。

咲き終わって花びらが散り始める頃には、小さな青い実が顔を出し始めています。

この頃になると収穫の時期が待ち遠しいんですけど、ひとつ悩みの種が…。

それは、何かというと、

ウジ虫です!

農薬を使わないと収穫した実の半分以上にウジ虫が入ってしまいます。

でも、農薬はあまり使いたくないし…ということで、ここ数年かけて我が家で試行錯誤した結果、ニームオイルという天然植物保護液を使ってみることにしました。

ダイコーニームシリーズ

さくらんぼの実に寄生するうじ虫とは

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 さくらんぼの実には、うじ虫のような寄生虫がつきます。

果肉に針で刺したような跡があるものは、うじ虫が入っている可能性が高く、中を割って見てみると、白いものがウニウニと動いています。(気持ち悪いです。)

その正体はオウトウショウジョウバエの幼虫やオウトウハマダラミバエの幼虫。

産卵管を突き刺して、果肉に卵を産み付けるので針で刺したように見えるのです。

この事実を知って、さくらんぼが食べられなくなってしまう人もいるようで…。

食べる前に果肉を見て、黒っぽい小さな穴があったら要注意です!

スーパーに並んでいるのは、農家が作っているので虫のことに関してはおそらく大丈夫なはずです。

問題は、素人が作ったさくらんぼです。

このことを知らずに作った人から貰ったさくらんぼは、チェックの必要アリです。

うじ虫の対処法

虫が入らないようにするには、農薬を2週間ごとにさくらんぼに噴霧しなければならないそうですが、それをやってしまうとさくらんぼは農薬まみれになってしまいます。

だからなのか、自分で作ったさくらんぼを食べないという、農家の話を聞いたことがあります。(すべての農家の方がそうではないでしょうが…)

 

対策としては、

  1. 無農薬で作って虫が入った場合は、塩水につけておくと虫が出てくるのでよく洗って食べる。
  2. 農薬を使用して寄生させない。食べるときはよく洗う。
  3. 天然植物保護液のニームオイルを使用する。

などの方法が考えられます。

我が家では2022年までは「1」の農薬を使わず放置の状態でした。収穫後、ひとつひとつに穴が開いていないかどうか目視でチェックです。

※仮に虫を食べてしまっても問題はないようです。たんぱく質として消化されます。寄生虫として人間の胃の中では生きられないようです。 

しかし、あまりにも虫食いさくらんぼが多いため、2023年から3のニームオイルを使うようになりました。

さくらんぼ収穫量(我が家の場合)

農薬を使っていない場合は、鳥たちにとってはパラダイスです。

毎年、実が色づいてくると全体の30%くらいは鳥たちがやってきて食べるので、残りの70%を収穫します。

その中の半分以上がハエのうじ虫たちにやられてしまってます。

卵を産み付けられた実

2020年の収穫量(無農薬)

2020年収穫量(無農薬)

左2つのボウルが虫の入ったさくらんぼです。ほとんどウジ虫が入ってました。

そして、右のボウルが無傷のさくらんぼです。(少なっ!)

悲しい現実です。

2021年の収穫量(無農薬)

2021年収穫量(無農薬)

第一回目の収穫です。(無選別)

これと同じくらいのさくらんぼが木に残っていましたが、この後、雨に降られて実割れが起こり収穫できませんでした。

選別の結果、虫入りがこちら。

ウジ虫が入ってしまったさくらん

無傷だったさくらんぼはこちら。

選別後のさくらん

収穫量も上がったので食べられる量も4倍ほどに増えましたが、虫食いの量と比較すると、ちょっと残念な気持ちです。

2022年の収穫量(無農薬)

悲しいことにこの年は、収穫ナシ!

虫が入ったり鳥に食べられるのは仕方ないとして、雨の影響で実が腐ってきたのが痛かったです。

2023年収穫量(ニームオイル使用1年目)

この年はニームオイルを1回のみ使用しました。

ニームとは、インドのアーユルヴェーダで最も重要なハーブとして、古くから親しまれている木です。

胃薬や歯磨きにも使われていることから、化学農薬を使用したくない人にピッタリなんだと知人が言っていたのを聞いて、さっそく試してみました。

その結果はこちら。

2023年収穫(ニームオイル使用)

右が大丈夫なさくらんぼ。

左が虫入りさくらんぼです。

「大丈夫なさくらんぼ」が「虫食い」を上回ったのは今回が初めてです。

いやー、ビックリしました。

凄いですね、ニームオイルって。

たった1回しか噴霧していないのですが、それでこんなに虫が入っていないなんて感激です。

2024年収穫量(ニームオイル使用2年目)

この年は二回の噴霧を計画していたのですが、一度の噴霧しかできませんでした。

タイミングは花が散りかけた頃。花の間から小さな実が見え始めた頃です(昨年より少し早めです。)

平日は仕事なのでニームオイルが撒けるのは休日なのですが、月曜日が雨というパターンが多くてなかなかチャンスが巡って来ませんでした。

翌日が雨だとニームオイルが流されてしまいますからね。

結局、昨年同様一回のみの噴霧となりました。

そして、ニーム散布2年目の結果は、

2024年収穫(ニームオイル2年目)

収穫量は昨年より若干少なめですが、これはまだ木に4割ほど実を残しているためです。

虫の入っていないさくらんぼは、わずか20粒ほどでした!

とても驚きました。

大丈夫なさくらんぼは、↓こちら。

食べられるさくらん

ニームオイルを使い続けると、年々効果が上がるのかな?

年一回だけの噴霧ですが、2年目で劇的に収穫量がアップしました。

傷のあるさくらんぼと虫食いさくらんぼは、↓こちらです。

傷アリさくらんぼ&虫食い20粒

こちらはジャムにするつもりです。

ニームオイルの使用について

説明では、180~500倍希釈で7~10日に一回散布すると効果的となっています。

花が散り始め、小さな青い実が付き始めるころを狙って噴霧しました。(2年目は若干早めで花が半分くらい残っている状態。)

天然植物保護液となっていますが、顔や手にはかからないように注意してください。

私は天然植物だと思って油断し、軽い装備で噴霧作業をしてしまいました。その結果、液に触れて手や腕に湿疹のようなものがあちこち出てきて大変でした。

もともとアレルギー体質なのに油断してしまいましたね。

湿疹が治るまで2週間ほどかかってしまいました。

ニームオイル噴霧の際は、くれぐれも気をつけてください!

以上、ウサピリカでした。

 

 

2020年収穫の様子はこちら↓↓↓

www.akirosso.com

2021年収穫の様子はこちらです↓↓↓↓↓↓↓

www.akirosso.com

2021年さくらんぼジャム↓↓↓

www.akirosso.com