先日、北海道恵庭市にある「えこりん村」に行ってきました。お目当ては「らくだ軒」。ランチでパスタとピザを食べに行こうと家族で盛り上がりやって来ました。
らくだ軒の様子についてはこちら↓
入口から建物までたどり着くまでに1分ほどかかるのですが、その途中に「えこりん村」の牧場で飼育されている動物たちがお出迎えです。
今日は、羊さんたちです。かわいい子羊があちこちにいます。思わず車の中で「かわいい~!」と声をあげてしまいました。
でもね、この羊たちは、食べられるために生まれてきたんですよね。そう思うと何とも言えない気持ちになります。
この前来たときは、牧場の奥のあたりにかわいい豚さんたちがたくさんいました。コロンコロンのおなかとおしりをぶんぶん振りながら歩く姿がかわいかったんです。
そして豚さんたちも、いつかその時が来てしまうのです。そう思うとかわいそうでかわいそうで…。
ホントかウソかわかりませんが、息子の話によると豚も含め家畜類というものは賢い生き物で、直前になると自分が殺されてしまうのがわかる動物だそうです。
食事をする前に、豚や羊たちの気持ちを想像して一家でどんよりしてしまいました。
この日、息子が食べるつもりでいるパスタには、ブランド豚「粉雪とんとん」が使用されていす。これから、かわいい豚さんを食べてしまうのね…。私たち人間はホントに大切な命をいただいているんだなと実感します。
しかし息子が、どんよりした空気を破りこういいました。
「でもね、やっぱり美味しいからたべるわ!」
ニヤニヤしながら言ってます。
店内に入って注文したパスタを食べ終える頃には、もう牧場の羊さんや豚さんのことなどすっかり忘れてしまってます。
そんな息子でも、食事に出された肉は絶対に残しません。
息子が言うには、「犠牲になった命への最低限の礼儀として、自分に出された肉は全て残さずに頂くことにしている。」そうです。
いつもアホなことばかり言っているので、真顔でこの発言をしているのを聞いて、熱でもあるのかなと思ってしまいましたW
そういえば、私が肉を食べきれない時、手の付けていない肉を「頂くよ!」と言って自分の皿に取り分けて食べてくれたことが何度もありました。その時は、食欲が旺盛だからと思っていたのですが、そうではなかったようです。
人間は、罪深い生き物だなと思いました。