皆さん、こんにちは。 ウサピリカです。
前回の「引退名馬に会える! うらかわ優駿ビレッジAERU」の続きになります。
かつてサラブレッドとして輝かしい戦績を残し、活躍したウイニングチケット、タイムパラドックス、スズカフェニックスが余生を過ごす「うらかわ優駿ビレッジAERU」の放牧地。そのすぐそばにあるセンター厩舎と再現厩舎を今回はご紹介します。
うらかわ優駿ビレッジAERU
https://aeru-urakawa.co.jp/guide/
前回の記事は、こちら↓↓↓
再現厩舎
こちらには、引退名馬の馬房とホースギャラリーがあります。
夕方になるとウイニングチケット、タイムパラドックス、スズカフェニックスの3頭は、こちらに戻ってきて夜を過ごします。
放牧地にいる間、3頭のお宅を拝見させていただきました。
まず、こちらはタイムパラドックスの馬房です。
きれいな干し草が敷き詰められていました。
こちらは、ウイニングチケットの馬房です。
多くのお守りがぶら下がっているのが印象的でしたね。
そして最後は、スズカフェニックスの馬房。
どの馬房も掃除が終わって清潔な状態でした。
おや、これは…。もしかして…💩(〃ノωノ)
ウイニングチケットの馬房の前にありました。🐎
ホースギャラリー
再現厩舎内にあり、「うらかわ優駿ビレッジAERU」にいた歴代の名馬たちを写真で紹介しています。
過去には、ヒシマサル、サニーブライアン、ニッポーテイオーなどもいたんですね。
センター厩舎
こちらには、乗馬体験の馬たちが入る馬房とニンジンを販売しているコーナーがありました。
こちらは、ニンジン販売のコーナー。
人がいるわけではありません。1カップ6本くらいのカットされたニンジンが100円で売られていました。「にんじんのお金入れ」という箱にお金を入れて購入します。
ニンジンを馬に与える前には、必ず手を消毒します。
ニンジンを購入し、建物を出た時から馬さんたちの視線がこちらに突き刺さってきます(笑) 柵から顔を出して、猛烈にアピールしています。
かなり手前から、こんなふうに見られていました。横に移動するとその通りに顔を向けてきます。ニンジンを心待ちにしているようです。
1カップ6本はすぐになくなってしまい、結局そのあと3カップを追加購入しました。
強い馬はアピールしてくるのでニンジンを貰いやすいのですが、立場が弱い馬は強い馬に牽制されてアピールすることすらできません。
見ていて立場の弱い馬が可哀想になり、強い馬にニンジンを与えてる隙に、息子が弱い馬の所へ行ってニンジンを与えました。
強い馬は、今ニンジンを貰って食べているのにもかかわらず、同じサークル状の柵の反対側でニンジンを貰っている弱い馬をチラ見しています。今、自分が貰っていなければ、怒って横取りしそうな勢いです。
このサークルでニンジンを貰っていいのは自分だけ、他の奴が貰うのは許せないと思っているんでしょうかね。
さっきから、この2頭は喧嘩していたんですよね。というより強い馬が弱い馬を威嚇しているように見えたんですけど。見ていて可哀想になりました。
でも、馬のお世話をしている職員さんの話だと、これも上下関係を学ぶ場ということだそうです。いろいろ勉強になりました。
競走馬の余生について
今回、競走馬のことを調べて、いろいろ考えさせられる部分がありました。競走馬を引退後、種牡馬(しゅぼば)生活を経て、この3頭のように余生を放牧場で送ることが出来るのは果たしてどのくらいいるのだろうかと。
昔は、どんなに活躍した競走馬であっても種牡馬(しゅぼば)引退後は、屠殺されたり、観光地で馬車を引くなど使役馬として利用されることが少なくなかったそうです。
中央競馬の重賞レースで優勝した馬は、競走馬を引退後、種牡馬(しゅぼば)生活を経て廃用となった後でも、功労馬繁用展示事業による助成金を活用し、牧場でこの3頭のように過ごすことができる場合があるそうです。一般のファンに公開することが条件になっています。
動物愛護や優秀な成績を挙げた馬にしかるべき余生をという観点から、功労馬繁用展示事業助成金という制度が出来たようですね。
ただ助成金対象になる競走馬であっても、牧場関係者や馬主の金銭的な負担があることには変わりません。いまだに助成の資格ありながら引退後に”行方不明”となっている馬が多いとか…。なんとも言えず、悲しい気持ちになってしまいました。
一方、引退した競走馬でも警視庁の騎馬隊として活躍している馬もいます。全16頭中、そのほとんどが競走馬です。
入隊後は「新馬命名式」で新しい名前を付けられます。例に挙げると、旧名エアシャムス➡入隊後、武蔵(むさし)、旧名ゲットブラック➡入隊後、幸希(こうき)などです。警視庁騎馬隊の馬の紹介が面白かったので興味のある方は見てください。
●警視庁騎馬隊・馬の紹介
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/shokai/katsudo/horse/shokai.html
最後に
さて、2回にわたって「うらかわ優俊ビレッジ」を紹介してきました。まだすべてをお伝えしたわけではありませんが、今回はここまでとさせていただきます。
この他にゲートボール場やゴーカート、わいわい広場、おもちゃ館、水の広場などもあり子供も楽しめる施設になっているようです。
以上、ウサピリカでした。
場所
郵便番号:〒057-0171
電話番号:0146‐28‐2111
ホテル営業時間:6:00~23:00
牧場見学:7:00~17:00