皆さん、こんにちは。 ウサピリカです。
今回は、パワースポットとして知られている石狩市浜益の「千本ナラ」をご紹介します。
「千本ナラ」というネーミングから、ナラの木が千本あるのかなと思いがちですが、そうではないんですね。日本海から吹く風があまりにも強いため、枝が多数に分かれて育っているんです。そのさまが、まるで千本あるように見えることから「千本ナラ」という名前が付きました。
場所は、札幌から国道231号線(オロロンライン)を北に進み、新送毛トンネルを抜けて4㎞ほど進むと左側に千本ナラの看板が出ています。看板の案内通りに左折し毘砂別送毛線(送毛山道)を5㎞進みます。
こんな看板が見えてきます。
看板がたくさんあります。
すぐそばに車5台ほどが停められるスペースがあります。
駐車スペースのすぐ横に階段があるので降りて行くと、千本ナラが見えてきます。
推定で樹齢820年。木の高さが18mあります。葉っぱを患部に当てて撫でたり、木に触れると病気が治ったといわれており御神木として知られています。
祈願に訪れる人は、願い事を書いたしゃもじを御神木のしめ縄や網に差していきます。
病気の願掛けだけと思っていたのですが、合格祈願、金運アップ祈願、家内安全…様々な願い事のしゃもじがありました。
なぜ、しゃもじなのかというと、「ご飯をすくう」の「すくう」という言葉にかけて「願掛けの人をすくう」という意味でしゃもじを使うようになったそうです。
しゃもじは5㎞ほど離れた浜益温泉の売店で売っているそうなので、準備を忘れた方はこちらでどうぞ。
【浜益温泉】
https://goo.gl/maps/2nhmkekpQhqgCPCk6
以前は、この木を含め3柱の御神木があったのですが落雷や強風の被害で、直接そばに行くことが出来るのは、この御神木のみとなってしまいました。
こちらは、かつて近づくことが出来た他の御神木です。
倒木の危険があるので近寄れません。もう1柱あったはずなんですが、それは見当たりませんでした。ちょっと、寂しいですね。
千本ナラの場所から、日本海が見えます。
この千本ナラだけは、倒れることなくいつまでも残ってほしいものです。
帰りは、山道を下り送毛に出てから231号線に出ることはできるのですが、あまりお勧めしません。
来たときと同じ毘砂別へ向かう方が断然楽です。
送毛への道は、舗装がされておらず、砂利とは言えないくらいの大きな石が道にゴロゴロと転がっています。場所によっては車がすれ違うのが難しいほど狭いのです。
天気のいい日は、日本海が見えてとても気持ちが良いです。そんな日はしゃもじを持ってドライブに行ってみてはいかがでしょうか。
以上、ウサピリカでした。
【千本ナラ】