皆さん、こんにちは。 ウサピリカです。
昨日の朝は、公園の木から落ちてきた葉っぱが溜まってきたので掃除をしました。
途中、葉っぱを入れるゴミ袋を忘れたので、家の中に取りに行くために玄関に向かいました。
動いて5歩目くらいで気が付いたのですが、スズメが羽を広げて死んでます。私の5歩目の足の真横にいます。知らないで歩いていたので踏んづけていたかもしれません。
真横に足があっても逃げないって、多分死んでいるよね。このスズメ…。いつもなら、私が窓越しに庭を見ただけで、恐れおののいて一斉に逃げていくスズメ達なのに。
死んでいるわりには、翼を広げて綺麗な形です。こんな美しい鳥の死骸って見たことないわ…。
ああ、でもこの鳥を葬ってあげないと…。どこに葬るか。 畑の隅に? それじゃ、 来年作る野菜の養分になってしまうじゃないか…。果たして、それを食べることが出来るのか。いや、できない! じゃあ、花を植えているあたりに埋めるか。それかいっそのこと、山に持って行って埋めようか。こんな小さい鳥の死骸で動揺している私がいるゾ。これがカラスだったらもっとパ二くっていたんだろうな。もっと大きな動物だったら大変だろうな…。人間の死体を発見をした人は相当たまげるんだろうな…。
1分弱の間にそんなことを考えながら、家の中に入り息子を呼びました。
「ちょっと、来て! 緊急事態! スマホ持ってこっち来てー。」
何事かと思ってついてきた息子に、死んだスズメを見てもらいました。
私「ずいぶんきれいな形でスズメが死んでいるんだけど。見て! その前に写真撮って!」
その時の写真がこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
まるで凍死しているかのように固まっています。更に近寄って写真を撮ろうとする息子。
息子「あれ、首動かしているよ。」
私「え?」
首が動いている?
まさか怪我をしているのか。飛べなくなっていたらどうする? 息子が更に寄って写真を写すと同時に、いきなり飛び去ってしまいました。
なんだ、生きていたんだ。良かった、良かった。それにしても、なんかガッチャマンのヘルメットぽい頭だなーと思いました(笑)
そして、息子が言うには「これは、スズメではない。」とのこと。まあ、確かによく見るとちょっと違うみたいですね。
どうやら、この鳥は「シメ」という鳥のようです。スズメ目アトリ科でスズメより大きく体長18cmほどあるそうです。日本では北海道~本州の中部以北で繁殖し、冬は本州以南に渡るそうです。
エノキ、ムクノキ、カエデの種子を食べるそうです。お隣の公園にはカエデの木がたくさんあるので種をきっと探しに来たんですね。
鳥が羽を広げて動かないことがあるそうなんですが、そういう時は濡れた羽を乾かすためだということが分かりました。そういえば、前日は雨も降っていたし、あたりも濡れていました。そして朝日が当たっていたんですよね。(きっと、そうに違いない…。)
でも、羽を乾かしていたのは分かるけど、人間が近づいてもなぜ逃げないのか疑問です。気を失っていたのか、それとも寝ていたのか…。
ひょっとして、渡りの最中で疲れて休んでいたのかな…。うちにはカエデの種がたくさん落ちていると思うので、拾って食べていたかもしれもせんね…。そんなふうに思いました。前日の雨に当たっていたのなら、疲れも相当なものでしょうね。気を失うように眠っていても不思議ではない気がします。
まさに羽休めをしていたんですね。うちで英気を養うことができていれば良いのですが、結果的に写真の撮影でちょっとお邪魔をしてしまった形になり、「シメさん」には申し訳ないことしたなと思いました。
どうか、この「シメさん」には無事に南へ渡り、冬が終わったらまた北海道に帰ってきてもらいたいですね。カエデがあることを覚えていてくれたらまた来てくれるかも? なんて都合の良いことを思っています。来年の同じ時期にシメが来たら「シメさん」だと思うことにします(笑)
以上、ウサピリカでした。