皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
先日、紅葉を見るために登別地獄谷へ行ってきました。
登別温泉のすぐ近くに地獄谷があるのですが、温泉街に宿泊しても、ここ15年くらいは地獄谷に行くことはありませんでした。
今回は、久々に散策した登別地獄谷の様子をお伝えしたいと思います。
地獄谷の入り口
地獄谷にやって来ました~。
看板の向こうには、湯けむりがもくもくと上がっています。マスクをしていても硫黄の匂いがしてきて凄いです~。
奥へと続く道があるので行ってきます。
山がえぐられたような地形になっているのは、直径約450mの爆裂火口跡です。
毎分3000リットルの温泉が湧き出てくるそうで、登別温泉の源泉になっています。
地獄谷や紅葉を楽しみながら、少し進むと直進の遊歩道と下に降りてゆく階段があります。まず、下へ向かう階段に行きたいと思います。
薬師如来
階段を降りると、お堂があります。
1861年、火薬の原料である硫黄を地獄谷で採掘していた南部藩の家臣が、お堂の下から湧き出ている温泉で目を洗ったところ、長年患っていた眼病が治ったそうです。
お礼に寄進した石碑がお堂の右側にあります。
遊歩道
次は、遊歩道を進んでいきたいと思います。
紅葉は、進んでいるのかピークが過ぎたのかよく分からなかったです(笑)
葉が散ってしまった木、緑の葉をつけた木(広葉樹)、色づいている木が混在していて判断ができなかったですね~。
地獄谷の熱気でこのあたりの気温が他より暖かいから、そんなに紅葉が進んでいないかもしれません。ちょっと早かったかも。
下へ続く階段があったので行ってみますね。なんだかSF映画に出てくる、どこかの星のようにも見えます。
温泉の川が流れているけど、めちゃくちゃ熱いんだろうな…。
鉄泉池
登別温泉の九種類の泉質のうちの一つ「鉄泉」が湧き出ている鉄泉池。
温度はなんと80℃。危険なのでもちろん高い囲いがありますよ。上から覗くだけになっています。こういうのを見ると、石川五右衛門の釜茹での刑を思い出してしまいます。熱かったんだろうな…。
おお、怖い!(゚Д゚;)
展望台
入口の近くには展望台もあります。
僧・円空が鉈(なた)で作った「鉈作観音」です。
全国を行脚していた円空は、1666年に鉈で彫った観音像を安置しました。山火事で一時行方不明となりましたが、黒焦げで発見され、それ以来この展望台にあります。
この展望台から今まで歩いてきた場所を一望することができるので、遊歩道を歩く時間がない人は、ここから眺めるのもアリかなと思います。
これからますます寒くなり雪が降ってくる北海道ですが、登別地獄谷の湯けむりにあたりながら遊歩道を歩くのも悪くないと思います。
以上、ウサピリカでした。