こんにちは、ウサピリカです。
4月27日は競馬ファンにとって、とても悲しい出来事がありました。
2023年に牝馬三冠を達成したリバティアイランドが、香港で行われたクイーンエリザベス2世カップ(G1)に出走中、左前脚の故障を発症し競走を中止しました。
その後、獣医師による診断で予後不良とされ、安楽死の処置が施されました。
突然の別れにSNSでは多くの人々が悲しみの声を寄せていました。
私もいつか機会があったら会ってみたかった馬で、今回このような結果になったことが非常に残念でなりません。
4月29日からノーザンホースパークにリバティアイランドの献花台が設置されると知り、さっそく息子(アキロッソ)とともに献花をしてきました。
GWの雪
この日の北海道は、GWにもかかわらず各地で雪が降っていました。
こんな日は、家でのんびりするつもりでいたのですが、息子の「行かなくて良いの?」という声に背中を押されて行くことになりました。
自宅から苫小牧のノーザンホースパークへ向かう途中の峠道にも雪交じりの雨が…。
自宅近くの花屋さんで作ってもらった花束を車に載せて走ること1時間と15分。
入口の看板が見えてきました。
ここからゲートまでが長い。
あと、もうちょっと。
昨年作った年間パスで通過。
「リバティアイランドの献花に来た。」と受付で伝えると、入園料の一部が競走馬の医療発展のための寄付になるそうです。
リバティアイランドの献花台
献花台があるのはホースギャラリー内。
ディープインパクトの像の向こうの円形屋根の建物がそうです。
献花台は、入ってすぐのところにありました。
献花台が設けられて4時間半。
既に花がいっぱいで、どこに置こうか悩みながらも、なんとか献花できました。
献花台には悪天候の中でも、多くの人が花を捧げていました。
その中で、傘を差し、一輪の花を雨に濡れないよう胸のあたりで大切に抱えて歩いてきた、70歳前後のおじさまの姿が目に留まりました。
その静かな仕草に、リバティアイランドがどれほど多くの人に愛されていたのか思い知らされました。
リバティアイランドほどの名馬にしては、献花台が小さいのでは?と思いましたが、その後、献花台が2つ追加されたと知り安堵しました。
記帳の列ができ始めるくらい、続々と人がやって来るので、早々に記帳を済ませ、リバティアイランドに最後のお別れをしてきました。
亡くなったリバティアイランドは、検疫の都合でもう日本には帰ってこれないそうですね。
持ち帰られるのは、「たてがみ」くらいのものだという噂をSNSで見かけました。
かわいそう。
生まれ故郷へ帰って来たかっただろうに…。
香港にお墓を作るというのは、きっと無理なんでしょうね。
本当に、悲しいです。
桜花賞展
献花台の向かいは1月から展示の桜花賞展。
リバティアイランドは2023年桜花賞で優勝しています。
リバティアイランド的には、まさか自分の展示が含まれる「桜花賞展」の正面に献花台が設置されるとは思わなかったでしょう。
優勝ゼッケンと優勝レイありますね。
3番のゼッケンがリバティアイランド。(10はジェンティルドンナ、12はステレンボッシュ。)
優勝レイはピンク色中央。
他にも桜花賞で優勝したアパパネ、ジェンティルドンナ、グランアレグリア、アーモンドアイ、ステレンボッシュに因んだ品が展示されてました。
そうそうたるメンバーに名を連ねるリバティアイランド。
本当に凄い馬だったんだなと改めて思いました。
そう思えば思うほど、悲しみが押し寄せてきます。
最後に
リバティアイランドの記憶は、これからも私の心に生き続けるでしょう。
輝かしい功績と美しい走りをありがとう。
どうか安らかにお休みください。
ウサピリカでした。
場所
献花台は5月31日(土)まで設置される予定です。
場所はホースギャラリー内。
開場時間は9:00~17:00となっています。