皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
先日、自宅で緊急事態が発生したため、夜間急病センターに行ってきました。
まさかの悲劇
その日の仕事帰り、スーパーで食材を買い込み車のトランクに積んで帰宅しました。
家に入って一息ついたところで、ハッと気づきました。
「あ、トランクに荷物、置きっぱなしだ。」
慌てて玄関を出て、ほんの数歩。
次の瞬間、左耳に何かがピシッと当たったのです。
「え? 今の何?」
驚いて辺りを見回しましたが、特に何も見当たらず、でも耳には妙な違和感。
このときはまだ、まさかあんなことの始まりになるとは思ってもいませんでした。
耳の中で…バサバサ⁉
微かな違和感を感じながらも、車から食材をおろして玄関へ向かった時、異変が起きました。
私の左耳の中でバサバサと羽ばたきする何かがいるのです。
私の耳って虫が羽ばたき出来るほど広かったの?
鼓膜の近くにいるからなのか、羽ばたきの爆音が聞こえてくる感じです。
バタバタバタバタ…、バタバタと暴れまくっています。
わあ~、出口を探して暴れてるぅ。
勘弁して…。
(´;ω;`)ウゥゥ
とっさに左耳を下にして飛び跳ねてみたけど、まったく出てきません。
ええええー、どうしよう!
息子の救援作戦
自宅に駆け込み、家族に耳を見てもらったけど何も見えないとのこと。
懐中電灯で照らしたら明るい方へやって来るかもしれないということで、息子(アキロッソ)に耳の穴を照らしてもらいましたが、まったく反応がありません。
バサバサと暴れているだけです。
こんな状態じゃ、夜眠れない…。
明日も仕事だし寝不足になるわけにいかないのよ…。
どうしよう。
ネットで調べると、掃除機で吸ってみるという対処法があったので、さっそく息子にやってもらいました。(注:よい子のみんなはマネしないでね。)
ギャグマンガみたいに見えるのか、息子はニヤニヤしながら吸引してました。
許せんW
虫は奥で暴れているだけで、まったく出てくる気配はありません。
息子「じゃ、これもネットに載っている方法だけど、耳を上にしてそこにオリーブオイルを注いで窒息死させるっていうのを試してみる?」
私「いやー、そんな顔中油だらけになるなんて嫌だよ~。それなら今すぐ夜間やっている病院に行く!」
ということで、夜間急病センターに行くことになりました。
夜間急病センターへGO
夫の運転で夜間急病センターに到着。
手続きして20分ほどで診察室に呼ばれました。
この時の耳鼻科の先生は、虫に耳が入った患者を診るのは20年ぶり、札幌では私が初だそうです。
いやー、スミマセンね~。
道北や道東にいた時にこのような経験は何度もあったとのことで、心強くて安心しました。
カメラで映し出された映像には、鼓膜のあたりに小さめな蛾のような虫が映し出されていました。
しっかり羽が生えてました。
本当によくこんな狭いところに入って来たねって思いました。
バキューム作戦
治療は、左耳を上にして横になり、麻酔を流し込まれました。
暴れる虫が死んで動かなくなってから取り出すためです。
麻酔を流し込むことによって、しばらく眩暈がすることがあるとのこと。
「ええーい、眩暈でもなんでも来やがれ。それより先生、早く虫を取ってー!」そんな心境でした。
5分くらいたったでしょうか。
虫が動かなくなったので、細い管が付いたピストルみたいな吸引器でバキューム大作戦開始です。
1分くらいたった頃、今まで耳の奥でシューという吸い込む音が響いていたのに、いきなりゴゴッと何かが吸い込まれたような音が聞えました。
そのとき先生が「あっー、吸い込んじゃった!」と言っていたので、吸い込まずに取り出すつもりだったのかなと思いました。
何の虫なのかこの目で確認したい気持ちもありましたが、今はそんな贅沢なことは言いません。
虫の羽ばたきが聞こえないという状況が、こんなにも幸せなものだとは思いませんでした。
痛みはないのですが、鼓膜の近くでバキュームされたせいか耳の奥がしばらくジンジンしていました。
ああ、よかった。
私の耳に静寂が戻ってきた。
「手術」⁉ 保険が出るのか問題
清算を済ませ、何の気なしに診療明細書を見たところ「外耳道異物除去術」となっており、その下に手術と書かれておりました。
え?手術?
もしかして日帰り手術扱いで、生命保険が出ちゃったりするのか?
とりあえず、ダメもとで保険会社に申請しておきました。
もし、日帰り手術代が出るなら思いっきりプラスになって、超うれしいんですけど~。
捕らぬ狸の皮算用か…。
虫対策を!
病院の先生の話によると、耳に虫が入ることって割りとよくあるらしいです。
私みたいに吸い込めばいなくなる虫はまだいい方で、ダニが入ってしまうと皮膚に食い込んでしまうので、除去するのも大変らしいです。
これからアウトドア活動が盛んになる季節です。
皆さんも、耳元でバサバサされる前に虫対策をお忘れなく!
以上、ウサピリカでした。