
皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
春の北海道。
雪解けとともに顔を出す山菜たち。
自然の恵みをいただきながら、季節の手仕事を楽しむ。
そんな時間も、春ならではの贅沢です。
今回保存するのは、春の定番・フキ。
下ごしらえをして、丁寧に塩漬けにしながら、季節を少しずつ閉じ込めていく。
おおー、気持ち悪い…(笑)
……んなわけ、ないない。
こんな雰囲気、私じゃない!
採ってきたフキは早く下処理しないと、
硬くなる。
黒くなる。
量が多い。
完全に時間との戦いです(笑)
北海道の春、我が家の台所は戦場です(笑)
1年分のフキを保存するための塩漬け作業、
計量カップで優雅に塩の量なんか測っている場合ではありません。
塩の袋に手を突っ込んで、「このくらいかな?」でバサーッです。
気合と勢いで乗り切る、ほぼアントニオ猪木スタイルです(笑)
そんな丁寧な山菜保存ではなく、
気合で茹で、
勢いで皮をむき、
塩を豪快にぶち込む…
これが、私が長年実践してきたフキの保存方法です。
これで1年以上持ちます。
フキを下処理する

もう餃子作るしかない。
今年は、5kgの米袋5袋分のフキを収穫。
さらに、アイヌネギや自生しているニラも大量ゲットです。
たくさん採れるのは嬉しいのですが、問題は帰宅後。
待っているのは、大量の下処理です。
特に毎年苦労するのが、フキ。
大鍋に入るサイズにカットして、軽く茹で、皮をむき、水にさらす。
この作業が、なかなかにハードなんですよね……。
しかも、皮をむきやすくするために、フキの先端へ包丁を入れて、数センチほど皮をむいておく作業が、指が黒くなって大変なんです。
こうしておくと、ぶら下がった皮を引っ張るだけで、劇的にむきやすくなるんです。
猪木闘魂式フキ保存法
ガーッ!と茹でる
ここからはスピード勝負です。
「丁寧に並べて、春を感じながら…」
なんてことはしていられません(笑)
お湯が沸いたら、フキをガーッ!と投入!
ここで大事なのは、迷わないこと。
ボヤボヤしている暇なんかないのです。
「迷わず行けよ、行けば分かるさ」です(笑)
軽く茹でて、すぐに引き上げます。
茹ですぎると柔らかくなりすぎるので、その辺だけは注意。
とはいえ、最終的には気合ですw
ダーッ!と皮をむく
茹でたフキを水にさらしながら、今度は皮をむいていきます。
ここで活躍するのが、茹でる前に仕込んでおいた「ぶら下がり皮」。
これを引っ張るだけで、スルスルッと気持ちよくむけるんですよね。
大量のフキを前にすると、この下準備のありがたみが身に沁みます(笑)
「元気があればフキもむける。ぶら下がり皮、ありがとうー!」
皮をむき終わったフキは、2~3日ほど水にさらしておきます。
すると、水はどんどん茶色に。
そのたびに水を捨てて、新しい水へ交換。
地味な作業ですが、ここで手を抜くと後が大変。
まさに、「この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。」です(笑)
危ぶむと1年間フキが食べられなくなる…。
とりあえず、水を替え続けます。
塩バサーッ!で下漬け
茶色い水(アク)が出なくなったら、水気を切って下漬けです。
まずは漬物樽の底へ、塩の入った大袋に手を突っ込んで、
塩バサーッ!

ここで計量スプーンなんか使いません(笑)
「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」
そんな猪木イズムで、「漬ける前に腐ること考えるバカいるかよ!」
塩を信じろ。
フキを信じろ。
闘魂を信じろ(笑)
そんな気持ちで漬け込みます。
その後は、
フキ詰め詰め、
塩バサーッ!
フキ詰め詰め、
塩バサーッ!
これをひたすら繰り返します。
完全に流れ作業です(笑)
全部入れ終わったら、重しをのせて物置へ。
2~3日ほど置くと、フキから水分が出て、樽の中にしっかり水が上がってきます。
水気を切ったら、次はいよいよ本漬けです。

塩バサーッ!で本漬け

下漬けの水気を切ったら、いよいよ本漬けです。
基本的な流れは、下漬けと同じ。
闘魂こめて、塩バサーッ!
フキ詰め詰め!
これを繰り返していきます。

ただ、水分が抜けてクタクタになったフキを見ていると、ここで一発、喝を入れたくなるんですよね。
(フキの皆さん)元気ですかーッ!
元気があれば、何でもできるッ。
1年間、腐らずに元気でいろ。
1・2・3・ダーッ!
突き上げた拳に握られた塩で、何度も闘魂注入です(笑)
1年以上保存できる理由
闘魂注入で塩まみれになったフキは、軽めの重しをのせて保存します。
何なら、重しなしでもいいくらい。
すでにかなり水分が出ているので、そこまで変わらない気がするんですよね。
むしろ、フキから出る水分で塩が溶けるのを防ぎたいくらいです。
……とはいえ、多少水が出たところで溶けるような塩の量ではありません(笑)
冬場に出してくる頃には、氷なのか塩なのか分からないくらい塩まみれw
我が家では、この方法で30度を超える夏も、氷点下になる北海道の冬も、物置で普通に1年間保存しています。
食べたいときに、わざわざ買わなくても食べられるのは大きいですね。
食べるときは、水にさらして塩抜きするだけ。
塩気が抜けるまで何度か水を替えれば、普通に調理できます。
フキ煮にしてもよし。
炒め物にしてもよし。
春の保存食として、かなり便利です。
作り置きおかずに便利

我が家では、みそ汁の具、混ぜご飯、煮しめ、おでん、炒め物など、いろいろ使っています。
炒め物は、作り置きおかずとしても活躍してくれます。
まとめ
私には、オシャレ雑誌に載っているような山菜ライフは無理でした(笑)
フキ保存に必要なのは、闘魂です。
ちなみに、フキの保存方法は本当に人それぞれ。
私の実家では、軽く煮た後に皮はむかず、水にさらしてから塩漬けしていました。
知人からいただいたものは、生のまま糠漬けにしたタイプ。
一般的には、生のまま塩漬けする方法も多いようです。
ただ私の場合、生のままだと黒くなったり、後から柔らかく煮たり皮をむいたりが面倒で……。
結局、この「先に茹でて、勢いで処理する猪木式」に落ち着きました(笑)
春の保存食、かなり便利です。
塩と闘魂で、今年も北海道の春をなんとか封印しました。
元気があれば、フキも漬けられる(笑)
1・2・3・ダー!
以上、ウサピリカでした。