皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
今回は、11月初めに行った北海道東照宮(函館東照宮)を紹介したいと思います。
訪ねる前は、まったく知らなかったのですが、こちらの神社は2024年劇場版名探偵コナン「100万ドルの五稜星」に登場したそうで、ファンにとって聖地巡礼の地として観光スポットになっているようですね。
北海道東照宮(函館東照宮)
函館五稜郭が完成した1864年、鬼門封じのため五稜郭の鬼門(北東)にあたる上山村(現在の神山稲荷神社)に、様似の等澍院から東照大権現(徳川家康公)が遷座されました。
1869年、箱館戦争で社殿が焼失した後、神社は函館市内を転々としています。
土方歳三が亡くなった年と社殿が焼失したのが同じ年(1869年)だったことから、参詣していたとすれば、上山村に遷座された時の東照宮の可能性が高いと考えられます。
現在の場所に移ったのは1992年のことだそうです。
鳥居に「神威」の文字。
このような鳥居は珍しいですね。
カムイ?シンイ? どちらの意味でしょうか。
「カムイ」ならアイヌ語で神様の意味で北海道らしいなぁと思います。
鳥居を進むと、北海道東照宮を建立した江戸幕府・函館奉行「小出大和守」のモニュメントがありました。
手水石
箱館戦争当時の弾痕が残る手水石。
迫りくる新政府軍に対して、この手水石を弾除けにして旧政府軍は戦ったそうです。
星稜刀
劇場版コナンの中で土方歳三の愛刀として登場した「星稜刀」らしいです。
残念ながら、これは架空の刀で土方歳三は実際には所持しておりません。
ちなみに土方歳三が実際に愛刀として所持していたといわれるのは5振。
4振という説が多いのですが、和泉守兼定の11代目と12代目を1振としてカウントしているケースが多いのかなと思います。
ちなみに、亡くなった時に所持していたのは、和泉守兼定・12代目(刀身2尺3寸1分)だったといわれてます。
本殿
北の地で闘う旧政府軍にとって、江戸幕府初代将軍を祀る神社は「心の拠り所」だったのかもしれません。
箱館戦争の勝利を願い北海道東照宮を参拝した土方歳三の姿が、今も多くの人々に思い起こされているのかもしれません。
以上、ウサピリカでした。