皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
1ヵ月ほど前に三笠市立博物館に行ってきました。
息子が小学生の頃にアンモナイトを見に行った時以来なので、15年ぶりくらいでしょうか。
北海道はアンモナイトの産地として世界的にも有名で、三笠市周辺はアンモナイトが採れる地域として知られています。かつて炭鉱で栄えた町ですが、閉山後は人口が減ってしまい、現在では8,000人を下回っています。昔のような活気はありませんが、近くには桂沢湖があり、紅葉が美しい場所として有名です。
そんな街にある三笠市立博物館では、アンモナイト、化石、炭鉱の歴史、集治監と囚人についての展示がされています。
今回は、三笠市立博物館のアンモナイト・化石についてのご紹介したいと思います。
アンモナイト
北海道で採れた直径1mほどあるアンモナイトがズラリと並んでいます。奥のひな壇に見える三笠周辺で採れたものです。
約1億年前の白亜紀のもので、北海道の宗谷から南下し夕張、浦河にかけて南北に細長く走る「蝦夷層群」という地層から発見されました。
手で触れないでくださいと書かれているものには、触れることはできませんが、それ以外のアンモナイトには、触ることが出来るんです。
そして、うれしいことに写真撮影はOKなんです。
展示のアンモナイトは、約190種600点で日本一のアンモナイト博物館だそうです。私が行った時も九州大学の先生と学生さんたちが10名ほど来ていました。
北海道では山奥の河原に行くと、普通にアンモナイトがゴロゴロしているらしいです。
私の義弟も昔、三笠ではないけれど川に行ってアンモナイトを何個も見つけたらしいです。
それを10年くらい前に息子がいくつか譲り受けて、家で大切に保管してしていたんですが、何を思ったのか大学生の頃に断捨離と称してフリマアプリで売りさばいておりました(笑)
小学生の頃に買ってあげた三葉虫やサメの化石まで…。悲しいなー。
↑は、ドイツで見つかった世界最大のアンモナイトのイメージ模型で、直径2.5mあります。右に見えるディスプレイが65インチなので、大きさがおわかりいただけるかと思います。
アロサウルス・フラジリス


中生代ジュラ紀後期のアメリカ産地のアロサウルス・フラジリスの化石レプリカです。(北海道開拓記念館所蔵)
歯が70本もあるジュラ紀最大の肉食恐竜です。
かじられたら、骨も粉々になってしまいますね。
実物の大腿骨なのに、剥き出しで展示されているのには驚きました(笑)🚫
モササウルスとエゾミカサリュウ
アメリカのカンザス州で発見されたモササウルスの仲間の実物骨格標本です。体長4.5m。
↓こちらの写真左は三笠で発見されたモササウルスの新種「エゾミカサリュウ」(学名:タニファサウルス・ミカサエンシス)の頭骨化石です。


発見当初は、ティラノサウルスの頭の骨なのではないかと言われていたのですが、2008年に正式にモササウルスとして学術論文で発表されました。
↑右の写真は、「エゾミカサリュウ」の全身復元模型です。スタイリッシュなモササウルス骨格標本と比べて、エゾミカサリュウは、かなりずんぐりむっくりしています(笑)
白亜紀の海生爬虫類でトカゲに近い生き物なのではないかと言われているようですね。
最後に
もう、アンモナイトだらけです。
化石が好きな方には、たまらない場所だと思います。今まで北海道がアンモナイトで有名だなんて知りませんでした(笑)
山奥の河原に行けば、日本全国どこでも簡単に採れるのだと思っていました💦
化石に興味がある方にはおススメです。
観覧料・休館日
【観覧料】一般(高校生以上)450円
小・中学生:150円
小学生以下:無料
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月30日~1月4日)
以上、ウサピリカでした。
場所