8月になって、やっとアポイキキョウの花が咲きました。
草丈10㎝ほどしかない小さなキキョウですが、その割に花が大きいです。普通のキキョウの花とほぼ変わらないですね。
アポイキキョウとは、日高山脈の支稜でもあり、北海道様似郡様似町に位置するアポイ岳に生育する矮性のキキョウの総称です。草丈が5㎝~20㎝ほどしかありません。
アポイ岳と様似町は、自然体系が特殊なため高山植物の宝庫となっており、2008年には日本ジオパークに、2015年には世界ジオパークとして認定されています。また、1952年にはアポイ岳高山植物群落が国の特別天然記念物に指定されています。
アポイ岳の高山植物を盗掘する輩がいるそうで、アポイキキョウも盗掘が絶えないそうです。数が激減している状況です。
園芸店で売られているアポイキキョウの中には、普通のキキョウを薬で小さくしてアポイキキョウとして売られていることもあるそうです。翌年になって、小さいはずの苗が普通のキキョウと変わらない大きさになってしまうケースがあるとか。
去年、店でアポイキキョウを見つけてすぐさま購入しましたが、翌年にどうなっているかドキドキものでした。
今年8月になって、小さいままのキキョウが花を咲かせてくれたのでホッとしています。嘘ついて商売はしていなかったのね…。
ちなみにこちらが普通サイズの我が家のキキョウです。
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普通サイズのキキョウは、草丈が1mほどありますね…。
で、こちらがアポイキキョウです。↓↓↓
小さくてかわいいです。花の雰囲気も微妙に違って、普通サイズのキキョウよりこちらの方が好きかもしれません。大事の育てていきたいと思います。