皆さん、こんにちは!ウサピリカです。
前回、柳月の「恋チョコドラサン」の記事を書いたところ、柳月はNHK朝ドラ「なつぞら」に登場した菓子店「雪月」のモデルなんですか?というコメントをいただきました。
前回の記事↓↓↓↓↓↓↓
ということで、今回はちょっと古い話になりますが、朝ドラ「なつぞら」に登場する菓子店「雪月」について書いていきたいと思います。
「なつぞら」について
NHKの2019年朝の連続ドラマで放送されました。
戦災孤児となった奥原なつ(広瀬すず)が北海道十勝の大自然で開拓者精神と優しい大人たちに囲まれながら成長。上京後、当時「漫画映画」と呼ばれていた時代にアニメーターを目指す物語です。
奥原なつの同級生、小畑雪次郎(山田裕貴)の父が十勝で営んでいたのが菓子店の「雪月」です。
父の小畑幸之助(安田顕)は新商品の研究や開発に熱心で、北海道産のバターや牛乳を生かした商品を販売します。
雪月のネーミングについて
十勝の代表的な菓子店と言えば、六花亭と柳月です。
「雪月」と名前が似ている「柳月」がモデルではないかと思うでしょうが…
「六花亭」の六花(りっか)とは、雪の結晶を意味します。(雪の結晶は六角形)「北海道を代表する菓子屋になるように」という思いから、北海道のイメージである雪にちなんだ名前が付けられました。
名前は(六花)雪と(柳)月を合わせて「雪月」とし、六花亭と柳月を合わせたのではないかといわれています。
まあ、NHKのドラマなので名前は、ストレートに使いませんでしょうしね…。
「雪月」店主のモデル・小田豊四郎
店主・小畑幸之助(安田顕)のモデルについては、ドラマの展開からすると六花亭の小田豊四郎なのではないかといわれています。
小田豊四郎は、叔父・岡部式二の経営する札幌千秋庵に入社。その4年後、もう一人の叔父・岡部勇吉が創業していた帯広千秋庵の経営を引き継ぎます。
これが現在の六花亭の前身となります。1977年に千秋庵から独立をして屋号を「六花亭製菓」としました。
六花亭だと思われるドラマのシーン
エピソード1
【ドラマ】では、戦時の価格等統制令で砂糖が手に入りくくなり、他の店がお菓子が作れない状況の中、雪月はビート(砂糖大根)を使って、様々なお菓子を作りピンチを切り抜けましたが…、
【実際】は、知人の会社社長の勧めで砂糖を大量に購入していたため、他の店が砂糖が手に入らずお菓子が作れない状況であっても、小田豊四郎はお菓子を作り続けることが出来たといわれています。
とても似ている話だと思いませんか?
エピソード2
【ドラマ】新商品の研究や開発に熱心な店主・小畑幸之助(安田顕)として登場していますが‥‥、
【実際】の小田豊四郎も「ひとつ鍋」「リッチランド」「男爵」「十勝日誌」などの人気商品を生み出すほどのアイデアマンだったそうですよ。
エピソード3
【ドラマ】お菓子の包装用紙のデザインを奥原なつの同級生・山田天陽(吉沢亮)に依頼をしていますが…、
【実際】では、草花が描かれたあの包装紙をデザインしたのは、十勝の開拓民として生きた山岳画家の坂本直行という方です。ちなみに、この方は坂本龍馬の子孫なんだそうですよ。
最後に
これらのことから、なつぞらに出てきた菓子屋「雪月」のモデルは、名前の部分では六花亭と柳月。ストーリーでは六花亭がモデルなのではないかと考えられているようですね。
以上、ウサピリカでした。