今週のお題「怖い話」
1週間前のことです。この日、息子が所用で札幌市中央区に行きました。「それなら夕方、家族で待ち合わせて、その後どこかで食事をしよう。」ということになり、某所にある比較的新しいビルの1階で待ち合わせをしました。
17:15、息子が少し遅れて到着し合流。夫と私と息子3人で、そのまま車が止めてある地下2階の駐車場へ向かいました。
エレベーターでの出来事
ビルの隅っこにあるエレベーターに3人で乗り込み、夫が地下2階のボタンを押しました。ドアが閉まるまで時間がかかるので私が『閉』のボタンを押すと、すぐに扉は閉まり下へ動きだしました。
私達の他には、誰もいませんでした。
地下1階から地下2階へ差し掛かった時です。エレベーターのスピーカーから警備の人の声がしてきました。
『どうかしましたか?』
「?」
最初は皆、訳が分からず一瞬ポカーンとしてました。
きっと向こうでは、私達が非常ボタンを押したと思っているんでしょうか。私達3人は、ボタンは押していませんし、体やカバンが間違ってボタンに触れてしまったわけでもありません。
夫「誰もボタンは押してませんよ。」
警備員「何もありませんか?」
夫「ボタンは押していませんし、何もありません。」
警備員「大丈夫ですか?」
夫「ええ、大丈夫です。」
とても不思議に思い、3人とも首をかしげてしまいました。
そんな受け答えをしているうちに、地下2階に着いたので私たちはエレベーターから出ました。それと入れ違いに、地下2階で待っていた3人連れの人たちが入っていきましたが、なかなか扉が閉まる様子がありません。
2組目もおかしいようです
近くの精算機で、駐車料金の精算をしている私達の耳に、エレベーターに乗り込んだ3人の会話がなにやら声が聞こえてきます。
「さっき、出て行った人がやったんじゃないか…。」と言いながら皆ボタンの方を見て何やら操作しながら騒いでいます。マイク越しに警備の人と何か話しているみたいです。
さっきの人たちって私達のこと? 私たち何もしていないけど…。そう思った瞬間すぐにエレベーターのドアが閉まり動き出しました。
勝手に人のせいにしないでほしいけど、いったい何が起こっていたんだろうか…。とても気になります。
お盆が近い時だったので、まさか目に見えない存在が一緒に乗り込んでいたのかと思うと怖くなりました。エレベーターの誤作動だと割り切ることが出来れば、そんなに怖くはないのですが、それはそれで命に係わる部分なので別な意味で、また怖くなってしまいます。
「ちょっとぉ~、変な人(霊的に)連れてきたんじゃないのぉ~W」とからかうように息子に聞いてみましたが、そんな覚えはないとのこと。
その後、駐車場出口のゲートで、駐車券を入れようと夫が車のウィンドウを開けようとしたところ、券を入れていないのにバーがすうーっと勝手に上がったので、皆ふたたびゾーっとしてしまいました。
新しい駐車場の管理システムを知る
しかし、駐車券については、そのような管理システムが実際に存在しているそうで、別に驚くようなことではなかったんです。息子がスマホで調べたところによると、駐車場に設置しているカメラが車種やナンバーを認識していて、事前に料金を支払うと、どの車の分が支払われたのかが判別できるようになっているそうです。凄いですね。驚きました。
まるで私達一家は、映画の中に出てくる未開人でしたW
進んだ文明を目の当たりにして驚き、何か得体のしれないもののせいで、そのようになっていると思い込み怖がってしまう未開人ですW
もう怖かったですよぉ~。すべてお見通しなんですもん。結局、駐車券は使用せず残ったままです。「なんで~!!」「どういうことなの?」もう車の中は大騒ぎでした。
ふーん、カメラね。いろいろ見られているということなんですね。別に悪いことするわけじゃないけど、いい気分はしないです。今に始まったことじゃないけど、車に乗っている人間も丸写しですね。
これも別な意味でちょっと怖いかな…。
一日で何度もいろんな意味で怖い思いをしたお話でした。