皆さん、こんにちは。 ウサピリカです。
今回は北海道当別町の青山地区にある、樹齢1,300年以上あるといわれているイチイの木をご紹介します。「見晴らしの松」と呼ばれ、飛鳥時代からあると推定されています。
飛鳥時代と言えば、大化の改新、壬申の乱、そんなワードが浮かんでくる時代です。そんな遠い昔から存在していたなんて凄いですねー!
北海道ではイチイというよりオンコといった方が馴染みがあるかもしれませんね。隠れたパワースポットとも言われています。
場所は、樺戸郡月形から石狩市に抜ける道道11号線(月形厚田線)のすぐそばにあります。道道28号線「道民の森月形地区学習キャンプ場」の近くから厚田方面へ向かう道道11号線に入ります。
1.5㎞ほど進むとこのような看板が見えてきます。
写真は、反対側から写したので実際は左側に見えます。
駐車場もありませんので、車を端に寄せて徒歩で向いますが、そんなに歩きません。看板の向かい側に、獣道のような入口があります。
入っていきまーす!
獣道のようになっているのは入口だけで、すぐに開けた場所に出ました。目の前に見えるのが「見晴らしの松」です、今にも歩きだしそうな雰囲気です。
「見晴らしの松」というので、見晴らしの良い山の上にでもあるのかなと思っていたのですが、山深い森林の中にありました。
そばに看板があります。
看板の説明によると、大正3年(1914年)に付近一帯が山火事に襲われた時に、周囲の樹木が焼失したのにもかかわらず、この木だけが一本の枝も被害を受けずに生き残り、昔から神木として敬愛されているとあります。北海道の記念保護樹木にもなっているようです。
そばに近づいてみると…、
木の高さは17m、幹回り4.7mとなっています。大人3人が輪になって手をつないだくらいの太さでしょうか。
下から松を見ると、宮崎駿の世界を思い出します。となりのトトロとか、テレビアニメのアルプスの少女ハイジ。
ハイジがアルプスのモミの木の下で、木漏れ日を浴びながらよく眺めていました。そんなシーンを思い出してしまいましたね。
そこから少し離れた場所に、これまた大きな木がありました。
これは、 また別な種類の木ですがこれも大きいです。カラマツに似ているかな? 大きいですが名前はついていません。
木の高さは「見晴らしの松」に劣らない高さなんですが、幹が細いので樹齢はそんなに高くないのだと思います。
道道11号線は休日でもあまり交通量がありません。私たちが行った日も車が時々通るくらいです。静寂の中、山で見る「見晴らしの松」は、どこか神秘的な空気が漂い、神木にふさわしい佇まいでした。
隠れたパワースポットといわれている理由が何となく分かるような気がしました。
以上、ウサピリカでした。
場所
住所:〒061-0254 北海道石狩郡当別町