皆さん、こんにちは!
ウサピリカです。
先日、北海道ワイン醸造所へ行った帰りに、小樽祝津パノラマ展望台に立ち寄ってみました。
展望台があるのは、おたる水族館のすぐ近く。
水族館の駐車場まで行くと下赤岩山の坂を登る道路があるので、水族館には入らずにそのまま通り過ぎて進みます。1~2分ほどで展望台が見えてきます。
ホテルノイシュロス小樽
天気も良く、真っ青な空と海を見ていると心が洗われるようです。
断崖の上にホテルがあります。
客室露天風呂付のオーシャンビューが自慢のホテルノイシュロス小樽。そういえば、15年くらい前に泊まりましたね。海に落ちてゆく夕陽がとても素敵でした。
ここの夕陽を写真に撮るためにやって来る人もいるんですよ。
トド岩
展望台から正面に見えるのがトド岩。
トドになんとなく似ているからトド岩なのかと思っていたら、冬場になると本当にトドがやって来て、ハーレムを作るそうです。
日和山灯台
トド岩から右手に視線を移すと高島岬にある日和山灯台が見えます。道内で2番目に点灯された古い灯台です。
映画の「喜びも悲しみも幾歳月」のラストシーンに登場した灯台です。
灯台右手の建物は、鰊御殿です。
この鰊御殿、もともとは積丹の泊村にあった明治時代の御殿を移築したものです。鰊漁についての資料や道具が展示されており入館料はかかりますが見学ができます。
おたる水族館
さらに右手を眺めると観覧車が見えます。こちらはおたる水族館ですね。石狩湾の向こう側に見える陸地は、石狩や当別方面です。
オタリア・イルカショー、アザラシショー、ペンギンショー、トドショーなどが見られます。昨年、トドショーを見に行った友人は、「岩場にある飛び込み台から、豪快に飛び込む姿は迫力があって面白かった。トドって賢いんだね」と言っていたことを思い出します。
江差追分節記念碑
北海道の民謡・江差追分節の記念碑が、展望台の真ん中に建っています。書かれているのは、江差追分節の中の『忍路(おしょろ)高島(たかしま)及びもないが、せめて歌棄(うたすつ) 磯谷(いそや)まで』という歌詞です。
出稼ぎに向かおうとしているヤン衆との別れを惜しむ女性の気持ちなのではないかと言われています。(ヤン衆⇀鰊漁の季節労働者)
小樽の忍路(おしょろ)高島(たかしま)は、かつて鰊漁で賑わった場所です。渡島半島の江差から積丹半島を通過してやっと忍路(おしょろ)高島(たかしま)に入ることができます。昔、積丹半島は女人禁制だったため、『忍路(おしょろ)高島(たかしま)は無理でも、せめて歌棄(うたすつ)磯谷(いそや)(現在の寿都町)までついて行きたい。』という、せつない女性の気持ちを歌っているのです。
最後に
ちょっと立ち寄るつもりの小樽祝津パノラマ展望台でしたが、すばらしい眺望で感激しました。小樽水族館や鰊御殿、ホテルノイシュロス小樽にも来たことがあったのですが、まったく気づいていませんでしたね。
今度はここで夕陽の写真を撮ってみたいですね。
以上、ウサピリカでした。