皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
今回は、以前から気になっていた場所に足を運んでみました。
観光地ではないけれど、静かな魅力を持つ帯広の「稲田カラマツ防風林」。
帯広農業高校の防風林として植えられたカラマツで、グーグルマップにもこの名前で紹介されています。
稲田のカラマツ防風林
帯広農業高校の敷地面積は110ha(東京ドーム約25個分)。
広大な畑の真ん中にある並木道は、なんと全長420m。
十勝の畑では、防風林がよく見られます。
平坦で風の強い土地柄のため、作物や土壌を守る目的で植えられています。
また、冬の吹雪や雪の偏りを防ぐ役割もあり、農業に欠かせない存在です。
並木道の真ん中に立つと、森林の香りがふわっと漂ってきて、とても癒されます。
思わず何度も両腕を広げて深呼吸してしまいました。
深呼吸しすぎて酸素過多になりそうでした(笑)。
並木道の風景
右側に広がるのは麦畑。
左手も麦畑ですが、一部トウモロコシも。
畑の先には帯広畜産大学の敷地が広がり、未来の食を学ぶ学生たちの学び舎にもなっています。
ちなみに、この防風林を管理する帯広農業高校は、漫画『銀の匙 Silver Spoon』のモデル校としても知られています。
作者の荒川弘さんはこの高校の酪農科学科を卒業後、実家で農作業に従事し、その経験をもとに『銀の匙』を描いたのだとか。
作中に登場する実習や寮生活の描写には、帯農でのリアルな日常が反映されています。
また、帯広農業高校は馬術部の活躍でも知られています。
校内で馬を飼育し、実習を通して日々の世話や騎乗練習に取り組む本格派です。
先日、ノーザンホースパークで行われた馬術団体戦のインターハイ予選で見事3位に入賞。
2023年に続き、2025年もインターハイ出場が決定したとのことです。
秋の風景も楽しみ
観光地じゃないって言うけれど、森林浴と麦畑ビューを同時に楽しめるなんて、ちょっとした癒しの穴場。
下手なリゾートよりリフレッシュできました(笑)。
秋になるとカラマツは黄葉し、道全体が黄金色に染まります。
そんな時期にも、また訪れてみたいと思いました。
以上、ウサピリカでした。