【2022年2月9日更新】
皆さん、こんにちは! ウサピリカです。
TVで競馬を見ていて、面白い名前の競走馬に遭遇することってありますよね。いったいどれだけあるのかと調べてみたところ、意外に多いんです(笑)
食べ物系の名前は、牝馬につけられるケースが圧倒的に多く、今回ご紹介している19頭の中では牡馬はたったの2頭だけでした。
「面白い名前・変わった名前の競走馬」シリーズ第一回目は、食べ物の名前がついた競走馬達をご紹介します。(飲み物も含みます。)
2022年2月5日現在、JRA(日本中央競馬会)に現役登録されている競走馬を対象に調べています。お読みになった時期によっては登録が抹消されている場合があることをご承知ください。
第二弾はこちら↓↓↓↓↓
- アシタバ
- アフォガート
- オレンジペコ
- クロゴマプリン
- クロミツ
- シナモンスティック
- マッチャパフェ
- イチゴキネンビ
- イチゴガリ
- サクランボ
- オレンジフィズ
- テリーヌ
- タピオカ
- フローズンカクテル
- ナツミカンサン
- レモンケーキ
- レモンシャーベット
- メロンチャン
- ソムリエ
- 登録抹消の馬たち
- 最後に
アシタバ
【父】シニスターミニスター
【母】ウインプラチナム
【生年月日】2018.6.1
【性別・毛色】 牝・栗毛
【馬主】佐久間 拓士
名前の由来は、植物のアシタバ。今日摘んでも明日には芽が出るという生命力にあやかって、名づけられたようです。
食べ物としては地味な印象のアシタバですが、そんな意味が込められていたんですね。馬への愛が感じられ、希望が持てる良い名前だと思います。
アフォガート
【父】ジョーカプチーノ
【母】ボムシェル
【生年月日】 2019.3.29
【性別・毛色】牡・芦毛
【馬主】豊井義次
アフォガートとは、コーヒーを使ったイタリアのスイーツなんですが、ここで父の名前に注目です! 父の名前はジョーカプチーノ。父の名前カプチーノから連想して名づけられたということですが、なんだかとてもオシャレな連想です。
オレンジペコ
【父】マジェスティックウォーリー
【母】ココモオレンジ
【生年月日】 2017.3.8
【性別・毛色】牝・栗毛
【馬主】今村明浩
馬名の意味は「紅茶の等級」というあっさりした説明文でした(笑)
馬の名前なのに、そんなんでいいのかと突っ込みたくなりました。
母の名前はココモオレンジで、ココモオレンジのお母さんは、オレンジピールです。ずっと3世代に渡ってオレンジ繋がりだったんですね。オシャレで、ちょっとかわいいですね。
クロゴマプリン
【父】ベーカバド
【母】ファスリエフ
【生年月日】 2019.5.17
【性別・毛色】牝・黒鹿毛
【馬主】(有)髙昭牧場
名前の由来は「黒ゴマプリン」です。これは美味しそうで可愛い名前です。
クロミツ
【母】ガムシロップ
【生年月日】2019.3.17
【性別・毛色】牝 ・鹿毛
【馬主】金山 敏也
名前の由来は「黒蜜」。母馬の名前がガムシロップなので、親子ともに甘味料系で揃えてきたのですね。面白いです。
シナモンスティック
【父】ジョーカプチーノ
【母】マイネデセール
【生年月日】 2019.5.5
【性別・毛色】牝・芦毛
【馬主】(株)ブルースターズファーム
父親の名前から連想して、カプチーノに添える香料の「シナモンスティック」にしたようです。
ジョーカプチーノ産駒は、アフォガート、シナモンスティックなどコーヒー繋がりの名前が目立ちますね。
マッチャパフェ
【父】ロードカナロア
【母】アーティストチョイス
【生年月日】2017.2.12
【性別・毛色】牝・鹿毛
【馬主】保坂和孝
名前の由来は「抹茶のパフェ」。
フルーツパフェが2021年10月に登録抹消になったのでちょっと寂しいですね。もしかしたら過去にチョコパフェもあったりしてと思って調べてみたら、やっぱりありました(笑) 2004年に抹消になっていました。
イチゴキネンビ
【父】マクフィ
【母】イチゴアミーラ
【生年月日】2019年4月7日
【性別・毛色】牡・鹿毛
【馬主】 合同会社ノルディック
名前の由来は「イチゴ+記念日」だそうです。母馬がイチゴアミーラという名前でイチゴ繋がりですね。
私は俵万智の「サラダ記念日」を思い出しましたね。
イチゴガリ
【父】ストロングリターン
【母】ミニョンレーヌ
【生年月日】2019.4.21
【性別・毛色】牝・栗毛
【馬主】 田頭 勇貴
名前の由来は「いちご狩り」です。牝馬にはイチゴ系の名前が多くみられますね。
イチゴミルク、イチゴチャンなども過去には存在していましたが、現在は抹消されています。まさか「狩り」が来るとは思いもしませんでした(笑)
サクランボ
【父】 ホッコータルマエ
【母】オーミチェリッシュ
【生年月日】2019.4.24
【性別・毛色】牝・鹿毛
【馬主】 (有)ミルファーム
名前の由来は「さくらんぼ」です。牝馬らしい可愛い名前だと思います。
オレンジフィズ
【父】エピファネイア
【母】シャンボールフィズ
【生年月日】2018年4月3日
【性別・毛色】牝・黒鹿毛
【馬主】保坂 和孝
名前の由来はカクテル名で、母親の シャンボールフィズより連想して付けられました。オレンジフィズと聞いて、急にのどが渇いてきた感じがします。美味しそうな名前です。
テリーヌ
【父】ダノンシャーク
【母】ピサノグレース
【生年月日】2018.5.3
【性別・毛色】牝・鹿毛
【馬主】 三木 久史
「料理名。色んな材料が入っているのと同様に未知の魅力を持つ」が名前の由来だそうです。きっといろんな血統が受け継がれているんですね。父ダノンシャークの父はディープインパクトでサンデーサイレンス系、母ピサノグレースの3代前がノーザンテーストなんですね。いろんな材料(血統)が入っているので未知の魅力を持っているということなのでしょうか。
タピオカ
【父】ケイムホーム
【母】カルナアヴァンセ
【生年月日】2017年5月1日
【性別・毛色】牝・青鹿毛
【馬主】(有)清水牧場
名前の由来は、食べ物の一種となっていました。これも、そのままですね。
タピオカと言えば、「ディーン・タピオカ」です。私が思い出すのはこれしかありません(笑)
フローズンカクテル
【父】 スクリーンヒーロー
【母】オメガハートロック
【生年月日】2018.3.2
【性別・毛色】牝・栗毛
【馬主】吉田 千津
名前の由来は「シャーベット状にしたカクテル」だそうです。大人の雰囲気が漂う名前です。
ナツミカンサン
【父】スズカコーズウェイ
【母】ホールドミータイト
【生年月日】2019年5月12日
【性別・毛色】牝・黒鹿毛
【馬主】是枝 浩平
名前の由来は、夏蜜柑+敬称です。
1年早く生まれているミカンサンとは半姉妹(母親が同じで父馬が違う)の関係です。お姉さんのミカンサンは、残念ながらJRAを2021年11月に登録抹消となりました。
レモンケーキ
【父】 ブラックタイド
【母】タイヨウパフューム
【生年月日】2019年3月31日
【性別・毛色】牝・黒鹿毛
【馬主】(有)日高大洋牧場
名前の由来は「レモンのケーキ」だそうです。
爽やかな名前なので牝馬につけるなら許せます(笑)
レモンシャーベット
【父】ブラックタイド
【母】 キャレモンショコラ
【生年月日】2019年2月8日
【性別・毛色】牝・鹿毛
【馬主】 保坂 和孝
名前の由来は、「氷菓。母名より連想」だそうです。
母馬の名前のキャレモンショコラとは、チョコを使ったオシャレなスイーツのことをいうそうです。
先に紹介したレモンケーキと父親が同じなんですが、レモンケーキとレモンシャーベットは姉妹とはならないんです。馬の血統は母馬を中心に考えるので、父が同じでも母が違えば姉妹にはならないんです。
メロンチャン
【母】レモンチャン
【生年月日】2019.4.2
【性別・毛色】牝・黒鹿毛
【馬主】(有)ミルファーム
名前の由来は「メロン+敬称」母名より連想とありました。母馬の名前は「レモンチャン」。名前にチャンがついてると親近感が湧いて応援したくなりますね。
ソムリエ
【父】ルーラーシップ
【母】ジェイケイオジョウ
【生年月日】2020.2.12
【性別・毛色】牡・鹿毛
【馬主】畑佐 博
名前の由来は「料理店のワイン選びの専門家」です。食べ物編では珍しく牡馬につけられています。でも、いったい何を目指しているんでしょうか(笑)
お馬さんは美味しいワインでも進めてくれるんでしょうか?
いや、きっと「芝ソムリエ」に違いありません(笑) 「今日の中山競馬場の芝は、やや柔らかめ。土の香りと爽やかなハーブの香りがする。」とか言ってそうです(笑)
登録抹消の馬たち
一回目の 更新前まで名前が載っていた、アメチャン、イチゴチャン、イチゴミルク、オハギ、マンゴーラッシーは、2021年4月~5月にかけてJRAの登録から抹消となりました。
個人的にはオハギの名前がお気に入りだったので、ちょっと寂しいですね。
その後も抹消された馬がいますので、そのまま載せておきます。
キャビア
【2022年1月26日抹消】
【父】リアルインパクト
【母】フェミニンガール
【生年月日】 2018.2.17
【性別・毛色】牡・鹿毛
【馬主】TNレースホース
名前の意味は、キャビア、美しい卵だそうです。もう、そのまんまですね。何も言うことはありません(笑)
きっと、何か深い意味があると思いたいです。金の卵的な…。違うか…。
フルーツパフェ
【2021年10月2日抹消】
【父】スクリーンヒーロー
【母】マイネオーチャード
【生年月日】 2019.4.1
【性別・毛色】牝・栗毛
【馬主】ビッグレッドファーム
こちらも、そのものずばり「フルーツパフェ」の意味でつけられています。
これは可愛い名前ですね。
ミカンサン
【2021年11月28日抹消】
【父】ダノンレジェンド
【母】ホールドミータイト
【生年月日】2018.3.13
【性別・毛色】牝・鹿毛
【馬主】是枝浩平
馬名の意味が、「柑橘+敬称」と、味もそっけもない説明でした(笑)
ミカンと呼び捨てしないで、サン付けされているのがなかなかいいですねー。
オレンジオレンジ
【2021年11月17日抹消】
【父】 ノヴェリスト
【母】ギフトオブザラック
【生年月日】2016年2月20日
【性別・毛色】牝・鹿毛
【馬主】 飯田 良枝
名前の由来は、オレンジ+オレンジだそうです。
「もう、そのままやないかーい!」って言いたくなりました(笑)
最後に
調べてみて感じたことですが、JRAに登録されている競走馬の入れ替わりが、想像以上に激しいものでした。この前までいたはずの競走馬が抹消されているのを見ると、やはり寂しい気持ちになりますね。
単なる引退なのか、怪我や病気なのか気になるところです。
活躍できて名前を覚えてもらえるような競走馬は、ほんの一握りです。活躍できなかった競走馬にとって、面白い名前は覚えてもらえるチャンスなのかもしれません。存在していた証を残すという意味では、面白い名前の競走馬はアリだと思っています。
以上、ウサピリカでした。