【キセキノテイオーのデビュー戦】門別競馬場（ホッカイドウ競馬）へ行ってきました！

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皆さん、こんにちは!

ウサピリカです。

7月22日(土)は、トウカイテイオー最後の産駒「キセキノテイオー」が7歳にして初出走するといういうことで、ホッカイドウ競馬・門別競馬場に行ってきました。

NHKのニュースやネットニュースでも話題になっていたので御存じのことも多いかと思いますが、もともとは新冠の乗馬施設「遊馬ランドグラスホッパー」で乗馬用、トレッキング用の馬として過ごしていました。

競走馬として走るためには、競走能力・発走調教検査で基準走破タイムをクリアしなければなりません。

1回目の能検（競走能力・発走調教検査）では、基準走破タイムをクリアすることが出来ず、2回目の2021年6月28日に行われた門別競馬場の能検で、ぎりぎりでクリアすることが出来ました。

能検を辛うじてクリア、しかも競走馬として本格的に訓練を始めたのは2021年2月からというのだから、デビュー戦で良い成績を残せるとは思えません。それでも、父が「奇跡の名馬」といわれた「トウカイテイオー」ということで、1％くらいの夢は見てしまいます。

そんなことで、キセキノテイオーのデビュー戦を見てきました。

キセキノテイオー・名前の由来
三大始祖（さんだいしそ）
キセキノテイオーを種馬に
記念に馬券を購入
レース結果は

キセキノテイオー・名前の由来

【父はトウカイテイオー】

幾度もの骨折を乗り越えてレースに復活し、優勝を果たした「奇跡の名馬」トウカイテイオーが父親です。キセキノテイオーはトウカイテイオーの最後の産駒になります。そのまた父（キセキノテイオーの祖父）は、日本競馬史上4頭目の中央競馬クラシック三冠馬であり、史上初の七冠馬でもある「シンボリルドルフ」です。

【母はキセキノサイクロン】

2003年8月にフィリピン付近の海上で発生した台風が北海道を襲いました。日高の牧場も大きな被害を受け、その頃、子馬だった母馬の牧場も濁流にのみ込まれてしまい全滅だったそうです。そんな中、下流の被害を受けた牧場で泥だらけの子馬が奇跡的に発見されました。その馬が母馬です。奇跡的に助かったので「キセキノサイクロン」と名付けられました。

父も母も奇跡的な存在です。

その子も奇跡的存在であってほしいという願いが込められているのでしょう。

三大始祖（さんだいしそ）

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サラブレットの直系父系祖先を可能な限り遡ると3種の種牡馬（種馬）のいずれかにたどり着きます。これを三大始祖といいます。

【１.ダーレーアラビアン】

現代の日本の競走馬のほとんどがダーレーアラビアンの血を受け継いでいます。代表的な競走馬は、ディープインパクト、オルフェーヴル、ナリタブライアン、ミスターシービー、シンザンなどです。

【2.バイアリーターク】

希少種になってしまいました。このままでは消滅の危機だといいます。代表的な競走馬は、シンボリルドルフ、トウカイテイオー。

トウカイテイオーの子であるキセキノテイオーも、もちろんこのバイアリータークになります。

【3.ゴドルフィンアラビアン】

こちらも消滅の危機に瀕しています。

代表的な競走馬は1976年に活躍したクライムカイザーです。

キセキノテイオーを種馬に

消滅の危機に瀕しているバイアリータークの血を受け継いだキセキノテイオーを種牡馬にするため、クラウドファンディングで資金を募り（現在の募集は終了しています。）2021年2月から競走馬としての訓練が始まりました。

7歳馬の初出走は異例です。7歳というと普通は競走馬を引退するような年齢です。人間に例えるなら、有名選手を父に持つ30～40代のサラリーマンが『君、血筋が良いから明日からプロの選手として頑張って！』といきなり言われるようなもの。若い頃に若干の経験はあるかもしれないですが厳しい訓練に耐え、20代の若い選手に混じっていきなりゲームをする。そんなイメージです。実際初出走の他の馬は3歳馬がほとんどです。

ネットでも、かわいそうだとか、レースに出さないで乗馬用で良かったのではないか、競走馬にしなくてもそのまま種馬にすればいいのではないか、などの意見が多く見られましたね。